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上咽頭の炎症は大きく分けて2つあり、それぞれ性質が異なるものです。

耳鼻科へ行って喉の痛みを訴えてもなかなか答えが出ないのが慢性、

急性はいわゆる”風邪”と呼ばれるもので基本的には自然治癒力で治るのが一般的です。

風邪薬は症状を抑えるだけで治す力はありません

今回は基本的な事なので急性と慢性の違い、そしてそれぞれの特徴的な症状をご紹介したいと思います。

急性は一般的に風邪と呼ばれるもの

急性上咽頭炎は一般的に鼻炎や風邪と呼ばれているもので多くはウィルス感染によるもの。

乾燥しやすい秋から春先にかけて発症しやすく、子供はとくに罹患しやすい病気です。

 

もう少し詳しく解説すると、

上咽頭に細菌が付着し、停滞すると上咽頭細菌叢(じょういんとうさいきんそう)が出来きて、

さらに菌が増殖するとくしゃみ・鼻水などの症状が表立って現れるのです。

感染する代表的な菌は

・肺炎球菌

・インフルエンザ

・モラクセラ・カタラーリス

この3つになります。

症状は感染した菌により多少異なりますが、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり、

インフルエンザに関しては関節痛・筋肉痛・倦怠感などが挙げられます。

鼻水は初期段階では水溶性ですが、徐々に粘液性に変化して、

鼻の内部で停滞しやすくなるので不快感がますことも。

実際に上咽頭を調べると分泌物が付着し、軽い炎症を確認することが出来ます。

 

急性の場合、治療法は安静にしていれば数日で回復するでしょう。

鼻アレルギーと間違われやすいですが、大きな違いは

・アレルギーは好酸球が多く見られる

・急性鼻炎は好中球が多く見られる

ということが挙げられます。

体を温めて栄養のある食事をして安静にしていれば大丈夫です。

 

抗生物質はウィルスには効きませんが、

細菌感染との合併症を考慮して用いる場合があるようです。

 

ポイント:中耳炎にご注意ください!

鼓膜が破れていないかぎり耳から菌が侵入して中耳炎になることはまずありません。

往々にして鼻粘膜の炎症が広がり中耳炎が発症するケースが多いようです。

風を引いた時に鼻を強くかむことだけは絶対にしないでください。

 

慢性上咽頭炎の症状は

・鼻声

・常に鼻詰まり

・喉の奥に違和感がある

・喉の痛み(一番多い)

・後鼻漏

・乾燥感

・口臭

・頭痛

・歯痛

・倦怠感

他にも自律神経失調症とよばれる症状を訴える患者もいますが

これほどつらい症状があって耳鼻科に行っても

「とくに異常ありません」

と言われてしまうのだから困ったものです。

「病気が治る鼻うがい健康法」の著者・堀田氏いわく、

「耳鼻科医の多くが認識していない炎症状態」と言うのもうなずけます。

また、慢性上咽頭炎は抗生剤や抗菌剤が効かないのが特徴。

一番の近道は耳鼻科でBスポット治療をするのが理想的ですが、

その他の治療法に関してはこちらを参照して頂ければと思います。

 

もう一つ大きな特徴として上記に挙げた症状である頭痛や歯痛などの関連痛が見られることです。

例えば喉の奥の中咽頭や下咽頭に痛みを訴えている患者に

Bスポット治療(炎症がある上咽頭に塩化亜鉛を塗布)を施すと

「痛いのはそこです!」というように、痛みが別の場所でも発生するのが関連痛なのです。

 

また、慢性上咽頭炎によって二次感染が引き起こされ、

・関節リュウマチ

・アトピー性皮膚炎

・掌蹠膿疱症(皮膚炎)

・気管支喘息

・膠原病

・腎炎

・花粉症などのアレルギー疾患

など非常に治りにくい病気を発症することも少なくありません。

実際にBスポット治療の第一人者である堀口氏と

堀田氏のもとを訪れた上記の二次感染に悩む患者さんが

治療によって快方に向かったという報告が数多く挙がっており、

体のあちこちで発症する重い病気と喉の奥の上咽頭とは綿密な関係である事は確かなです。