chiryouchu1

喉の方へ流れる鼻水や粘っこい鼻汁がとても不快に感じることがありませんか?

上咽頭に炎症があると、多量に出た鼻水が鼻の穴からではなく、

喉の方へ流れたり粘っこい鼻汁が停滞する事がありますが、いわゆる「後鼻漏」という症状を訴える人が多くなってきています。

背景には国内の大気汚染の問題という環境や生活習慣など様々な要因がありますが、

ここでは実際にお医者さんが実施した方法を書籍「病気が治る鼻うがい健康法」で紹介されている内容や

厚生労働省が実施した有効な民間療法なども合わせてご紹介していきたいと思います。

1、Bスポット治療

詳しくはBスポット治療の歴史と方法・症例で見る様々な効果と副産物のページでご紹介していますが、

簡単に説明すると1%の塩化亜鉛溶液を咽頭綿棒に含ませて喉の奥にある上咽頭に直接塗布する方法です。

炎症がある場合、激しい痛みと出血が見られ、何度が行うことで出血も徐々に無くなっていく。

問題は治療を行ってくれる耳鼻科が少ないこと。患者さんが非常に痛がることや、

点数が低いことから医者にとって”割にあわない治療”であることは確かです。

(お医者さんも食べていかなくてはいけませんからね)

また、堀田修氏によれば遠方から通われる方で毎日通院出来ない場合は塩化亜鉛の点鼻を自宅で行っていもらうとのこと。

この場合は0.25~0.5%の塩化亜鉛を用いるようです。

 

2、馬油の点鼻

堀田氏が行った治療の1つで馬油を点鼻する方法があります。

馬油の効能は、

・殺菌・抗酸化作用

・炎症を抑える

・保温効果

があります。

肌荒れ・ニキビ・冷え性・やけどなど、様々な薬効がありますが、お肌のお手入れに利用する方がほとんどだと思います。

そんな馬油100%を利用した理由は「花粉症の治療に使われていた実績があった」からだそうです。

実際に患者さんに試してみると、効果はあったのは確かだそうですが、

油なので違和感を感じる人が多く、評判はあまり良くなかったとのこと。

 

3、鼻うがい

親子で鼻うがいする様子

(出典:ebay How Do Neti Pots Work?)

自宅で手軽に出来る方法が生理食塩水を用いた鼻うがい。

「ハナノア」や「ハナクリーン」など既成品もありますので、わざわざ生理食塩水を作らなくても安全に行うことが出来ます。

この2点はアマゾンでも高評価を得ている優れた商品です。

※下記リンクはアマゾン商品ページへ移動します

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

ハナノア 300ml

 

自分で作る場合の注意点として、水道水を使わないこと(塩素があるので)です。

0.9%の食塩水を作る場合、例えば500mlの水なら小さじ1(5グラム)に耳かき一杯分を減らした量が適量となります。

詳しくは別記事で記述します。

 

「ミサトール リノローション(青梅搾汁濃縮液)」で鼻うがい

梅は日本の食文化として古くから親しまれている食材です。

梅肉には殺菌作用や抗炎症作用があることから、堀田氏はこれを使えないかと考えていた時に

アダバイオ株式会社とともに梅肉エキスで作られた上咽頭炎の治療を目的とした「ミサトール リノローション」を開発したのです。

治療法は?

梅エキスを染み込ませて乾燥させた綿球を水に入れて洗浄液を作り、それを鼻から点鼻して仰向けの方法で5分ほど待ちます。朝晩1日2回行う。(引用元:「病気が治る鼻うがい健康法」)

利点は少ししみますが激しい痛みが無いので、塩化亜鉛と比べてそんなに身構えなくても大丈夫です。

患者さんの評判は良いですが、お医者さんの紹介がないと購入することが出来ませんので、

かかりつけの耳鼻科にご相談されるとよいでしょう。

アダバイオのミサトールリノローションの製品ページ

ちなみに生理食塩水の鼻うがいと比べて炎症を鎮めるという効果がプラスされます。

 

「プレフィア(微酸性電解水)」で鼻うがい

purefia1

(出典:純華ヤフーショッピングストアより)

「微酸性電解水を用いた加湿器を使えばインフルエンザが除菌できる」ことから

堀田氏は上咽頭炎の治療に応用できないかとグローバルアイに依頼して製品化されたのが「プレフィア」です。

ミサトールのような抗炎症効果は期待できませんが、真菌・ウィルス・細菌を除菌するという高い殺菌効果があります。

プレフィアの商品ページはこちら

やり方は、喉に流れるのが分かる位の量を鼻から入れ、口から吐き出すか、少量ならそのまま飲んでしまってもOKです。

堀田氏いわく家庭で手軽にできるので上咽頭の洗浄液としてオススメとのことです。

 

塩化亜鉛の治療を行っている耳鼻科が無ければ「ミサトール」や「プレフィア」でも効果は期待できるので、

自宅で鼻うがいをされる場合は試してみても良いかもしれません。

 

4、生理的食塩水エアロゾル(吸入器)

ホットシャワー3

生理食塩水をそのまま鼻に入れる鼻うがいではなく、

霧化して鼻から(もしくは口から)スチームを吸入し上咽頭を湿らせて温め、

更に水滴が着くくらい蒸気を吸い込みますから鼻の奥隅々まで洗い流し、

不快だった鼻汁を落とす効果があります。

また、この方法は三重大学が実施した生理的食塩水エアロゾルの鼻粘膜粘液繊毛輸送機能に及ぼす影響について

という実験結果から慢性副鼻腔炎の患者に見られる弱った繊毛機能の改善が見られたという報告です。

 

上咽頭には繊毛と呼ばれる毛がびっしりと生えており、常に同一方向へ異物を流す動きをしています。

繊毛は常に湿度が保たれていなければならず、乾燥した空気にさらされたり炎症があると機能が低下し、

細菌やウイルスが停滞しやすくなるので急性鼻炎が発生しやすい環境といえるでしょう。

 

鼻うがいは中耳炎の危険もあるので子供にさせたくないという方も多いと思いますが

ミクロン単位に細霧化したスチームなら、うがいで届かなかった患部にまでしっかりと届き

子供でも安心して利用できる民間療法です。

 

上の写真は生理食塩水を43度に温めて霧化する「ホットシャワー」という商品です。

薬を使わないので、私は炎症が無い時でも使うようにしています。

霧が発生している状態

特に秋~春先まで空気が乾燥しているので

風邪の予防に家族で使っていますが、ワンシーズン風邪知らずだった時もあるほど

予防効果は実感しています。

現在、ホットシャワーは3と5がありますが、違いは、

・霧の量を調整出来るようになった

・取っ手がついて持ち運びがしやすくなった

・本体・マスクの保護カバー付属

3は生産終了になり、今は5のみが販売されています。

現在250件ほどの口コミがありますが、★4.5と言うのは素直にすごいと思う。

乾燥する秋~春先にかけての予防と、慢性化してしまった鼻腔内の炎症を自宅でケアできるのは有り難い。病院に頻繁に通えない人にもオススメです。

詳しくは家庭用吸入器の商品ページへを御覧ください。

 

まとめ

慢性上咽頭炎であれば是非一度Bスポット治療を試して欲しいですが

対応する耳鼻科が全く無い地域もあり、

交通費だけで何千円と掛けて通院される方も居ますが、やはりそこまでして通うのか難しいところです。

そういった場合は、上述したようにミサトールやプレフィアなどを試してみて、

ご自分に合ったものを続けるというスタンスが良いと思います。

また、生理食塩水のうがいや吸入器などで鼻炎やアレルギーの予防をするということも大切です。

慢性の方は治りにくいと思いますが、根気よく焦らずに治療していきましょう。